職業感染予防トレーニングコースで思ったこと

9月16日に東京大学医学部附属病院で開催された「職業感染予防トレーニングコース」をサポートしました。日本環境感染学会と職業感染制御研究会との共催で実施された記念すべき第1回のこのコースは、感染症との戦いの最前線にいる医療従事者を守るための最新の評価方法・技術の修得を目的としています。

我々モレーンも全てのワークショップ(1.各種マスク 2.定量フィットテストビデオ供覧、3.定量フィットテスト体験、4.電動ファン付き呼吸用防護具PAPRの試着、5.環境封じ込めユニットECUデモ)にメーカーとして参加し、実際の装着法やデモンストレーションをサポートしました。
普段、病院ではお互いにビジネスモードで接しているので、お客様である医療従事者とはどうしても越えられない溝があったりするのですが、こういったワークショップでメーカーも医療従事者も一緒になって真剣に安全を追求した一体感は本当にいい時間だったなと、一人勝手に思うのでした。メーカー同士も外では熾烈な戦いをしているのですが、ここでは競合に関係なく、みんなが安全な医療を届けようという思いが1番になっていたと思います(たぶん)。

我々は企業として売上と利益を追求することは当然なのですが、ヘルスケアに携わる者としてその究極の目的が「命を守る」ということを忘れてしまってはその存在意義はないとあらためて思うのでした。


針刺し事故予防用シャープスコンテナのデモ

副社長の多湖もハリキッテマス。

N95はあごひげがあるとリークする。

PAPRの紹介

環境封じ込めECU2のデモ

N95の漏れ率をチェック。TSIポータカウントプロが活躍

最強の呼吸器防護PAPRのデモ。思ったより快適の声!

TSIによる漏れ率測定。N95のリークは命にかかわる。

デモに使用した各社のN95マスク


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