2018年7月14日土曜日

西日本豪雨災害支援 MDAT出動

 西日本豪雨災害で被災された皆さま、避難されている皆さまに心よりのお見舞いを申し上げます。
 被害状況の甚大さに未だ震撼しているところですが、感染制御の専門企業として何をすべきか、被災者の方々の立場に立って、行動に移していきたいと思っています。

 モレーンのMDAT(モレーン災害支援チーム)も先週末より岡山営業所、関西支社を中心に活動を開始しており、先日は広島に2チームを派遣しました。
 ライフラインがダウン(断水)している被災地のCNIC(感染管理認定看護師)と直接コンタクトを取り、我々がご提供できる製品をお伝えし、現地で求められる物品と照らし合わせてピンポイントで直接現地の病院にお届けしてきました。決して勝手にモノを送りつけるような身勝手なプッシュ型支援ではないつもりです。
 昨日もチームは愛媛で活動していますが、被害の大きさに自分たちの微力さを痛感するとともに、あらためて災害支援とは何か、何をすべきかを考えさせられています。

★我々企業の災害支援の目的は2つ。
1)感染予防製品を被災地に迅速かつ必要とされる場所へ届けること。
2)被災者に感染予防製品の正しい使用方法を伝えること。

★大規模災害時の課題はいくつかあります。
1)既存の物流が崩壊するため、現地まで物資を届ける手段を構築する必要があること。
2)救援物資は大量に全国から現地自治体に届けられるが、自治体自身が物資を仕分けしたり、医療現場に分配する機能を持てないため、本当に必要な場所まで届かない
3)上記のような状態の中、支援する側も「欲しいものを言ってください」ではなく、何を提供できるのか、現地に選んでもらえるようなメニュー提供など、早期にきめ細かい対応が必要。
4)我々自社の課題ですが、東京本部が被災した場合、これまでのような支援は困難。

 一企業でできることは余りにも限られますが、目的も課題も明確なので、我々自身でできること、国や行政に対して働きかけていくこともあきらめずに、思考停止をせず、継続していきたいと思っています。

MDATのメンバーの持ち物もチェックリスト化していますが、今後、被災地に入られる方は、特に復旧、復興作業において呼吸器の防護、目の防護に注意してください。豪雨による汚泥には多くの有害物質が含まれている可能性があるので、今後の猛暑で乾燥後は有害な粉塵と化します。作業内容に合わせてマスクを選択し、呼吸器と目を防護することは重要です。被災者だけでなく、ボランティアの方々にも必須です。どんなに暑くてもマスクの装着は忘れないで下さい。よくマスクから鼻が出ている人を見受けますが、言うまでもなくマスクの意味がないので、厳禁です。

作業内容によって呼吸防護具を選択する必要があります


状況に応じて必要な感染予防製品。詳細はお問い合わせください。


昨日のMDAT本部 物流が寸断されているため、物資のピックアップポイントを検討しているところ
MDAT関西・岡山チームが神戸で物資をピックアップ。自社便で広島の病院までお届けしました





2018年6月6日水曜日

医療系テレビドラマでも採用されているゴーグル、 アイウェア 眼の防護は忘れがち?

モレーンのアイウェア Model 513

 今、テレビで放映中の医療系ドラマで主演の俳優さんたちが手術中に装着している感染防止用ゴーグルに当社のアイウェア Model. 513が採用されています。特に我々がスポンサーということではなく、デザイン性や視認性の良さから打診をいただき、採用にいたったようです。実は同様の理由で医療系のドラマで使用していただく機会が最近増えていますが、このModel. 513は実際の医療現場で感染防止用として多く使用されている本物です。

ノーズパッドはシリコンゴム製:ズレません
今回のドラマでは、手術中の俳優さんたちは我々から見ても、本物の防護具(アイウェア、手術帽、マスク、手袋、ガウン)を着用しています。顔面がマスクと手術帽でほとんど見えないため、俳優さんたちは眼だけで演技しなければならず、本当に大変だと思います。眼の演技を際立たせる意味でも、アイウェア(ゴーグル)の透明度やワイドさ、デザインは重要かもしれませんね。それにしても俳優さんの目ヂカラというか眼だけの演技はスゴいですね。テレビを通しても思わず竦んでしまいます。毎回のオペシーンは目が離せません。




レンズ部からテンプル部までワイドな一体デザインのため、横方向からの飛沫もしっかりガード

粘膜が露出しているのは、顔面だけ。特に「眼」!

ドラマにもあるように、感染防止の観点から手術を執刀する医師や看護師は、顔面も含めた全身をPPEと呼ばれる個人防護具に身を包んでいます。顔面に関して言えば、術中に血液や体液が飛び散る可能性があるので(ドラマでもありましたね)、眼および鼻口の防護は必須です。健康な皮膚は強力なバリアとなるため、キズがなければ大きなリスクになりませんが、粘膜からは病原体が容易に侵入し感染が成立するため粘膜が露出している眼・鼻・口は厳重な防護が必要なのです。

眼の防護は忘れがち?

ちなみに職業感染制御研究会が日本環境感染学会で報告した研究*では、2013年度からの2年間で手術中の皮膚粘膜曝露(血液や体液が医療従事者の皮膚や粘膜に飛散した事象)は報告されたものだけで、218件あり、その内の56件は執刀医が眼に血液体液を曝露したというものでした。この56件の内、54件はアイウェアを装着していなかったとのこと。アイウェアさえ装着していれば、防止できたと言っても過言ではないと思います。また、手術室に限らず、病棟やICU、ERや内視鏡室、分娩室等でも血液体液が飛散する行為は多々ありますので、マスクだけでなく、必要に応じてアイウェアを装着することは非常に重要です。

超軽量24g、アンチフォグ(曇り止め)仕様、国際規格EN166/170準拠

★製品の詳細情報およびご購入はコチラ


*職業感染制御研究会JESWGメンバー, 網中眞由美, 吉川徹, 満田年宏ほか:粘膜曝露と噛みつき・引っ掻き - エピネット日本版全国調査2015年データの詳細分析から - , 第33回日本環境感染学会 


2018年5月12日土曜日

会社創立25周年

 会社創立25周年
今年の5月12日で会社創立25年となりました。

 29歳で起業し、最初の10年ぐらいはアクロバット飛行(超低空飛行のこと笑)を続けてましたが、おかげさまで売上もスタッフも年々増え、25周年という一つの節目を迎えることができました。ただ、正直に言って、達成感といったものは自分でも驚くほど一切ありません。むしろこの25年でどんな価値を残せたのか、またこれから先、お客様にどのような新しい価値あるモノやサービスをお届けできるのかといった焦燥感というか高揚感の方が遥かに大きく感じています。 

 アイシュタイン曰く、「人の価値とは、その人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」とのこと。これから先もモレーンがいてくれて良かった、それを聞いて頑張って良かったなあと、我々スタッフも肩を叩き合って喜べる会社でありたい。 

 言うまでもなく、ここまで来れたのも、この25年を支えてくれたお客さま、スタッフ、そして家族のお陰です。感謝以外の言葉は見つかりません。いつもいつも心から感謝しています。本当に有難うございます。

 写真は会社設立の1993年(福祉機器展、晴海)。左は痩せて見えるけど私(笑)、29歳。右は今よりちょっと太ってた副社長の多湖、33歳。多湖は袴を履いているように見えますが、当時はこう言うのが流行ってました笑。


2018年4月2日月曜日

入社式 2018

今日は入社式。今年は3名の新入社員が仲間入りしました。今年も厳選の個性派ぞろいです笑。
社会は決して甘くないかもしれないけど、楽しいこと、うれしいこともいっぱいある。誰かのために自分が役に立つことの喜びをモレーンでかみしめてほしい。

入社式では恒例の昨年入社した先輩社員が新入社員に捧げる「1年を振り返って」プレゼン。毎年、大爆笑となるこの企画は、彼ら先輩社員の成長ぶりを社員全員で実感→喜ぶという大切なイベントにもなってます。知識や経験はもちろん大切だけれども、お客様に愛されているかどうか、そこが自分としては一番気になるところ。







2018年3月5日月曜日

モレーンのイノベーション2018


今年の展示ブース。今年も最大規模で出展しました。

当社にとって最大のイベント、第33回日本環境感染学会総会・学術集会が終了しました。今年はグランドプリンスホテル新高輪、国際パミールで開催。日本全国から感染制御に関わる専門家が8,000人以上、集結しました。感染に関わる学会では世界最大級の規模となります。

今更で恐縮ですが、最大イベントとして個人的にも命を賭けてる学会なので(笑)、今年、展示発表したイノベイティブな新製品を、サマライズしますね。今年も準備期間も含めて極端な寝不足に陥ったイベントでしたが、大勢の仲間(失礼、お客様、同業者)にお会いできて本当にうれしかった、楽しかったです!


下記が今回の新製品。どれも世界初の製品となります。モレーンでは現在、異業種とのコラボレーションによるイノベーションを加速させています。業界関係者だけでなく、ご興味のある異業種の方もドンドン参加してくれるとうれしいです。色々なアイデアがあり、解決しなければならない課題が山積しています。


1)新防護服エンカプセル(エボラ・新型インフルエンザ対応)
昨年の発表からまだかまだかと言われていますが、実は、4世代ぐらい地味に進化しています。開発のKeyは、「脱ぐときに汚染されない、安全」「1人で簡単に脱げる」、「最大限の防御と快適性の両立」です。予想以上に奥が深く、やればやるほど新たな壁にぶつかり、かなりの苦戦も強いられていますが、初めての方でも簡単に安全に脱ぐことができるレベルに仕上がってきました。現在、快適性も備えた防御性能を第3者試験機関で国際基準に沿って検証試験を実施しているところですが、従来品に比べはるかに高い防御性能を実現しています。発売までもうしばらくお待ちください。
ブースではプレゼン&脱衣のデモンストレーションも実施し、大きな反響をいただきました。

フルフェイスの防護服。SFの宇宙服をモチーフにデザインしました。デザインだけでなく、防曇仕様で曇らず、視認性にもかなりこだわりました。
公的試験機関における粉塵防護試験(タイプ5)を実施。高い防御性能を実証しました。


2)マイクロベンチレーター付きN95レスピレーター AIR+
19gの超小型軽量ファンを搭載したN95マスクです。開発のKeyは「苦しくない、長時間装着できるN95」です。マスク内の湿熱およびCO2をマイクロファンで強制的に排気します。私の個人的な官能評価ですが、1時間以上装着してもなんともありません。TSI定量フィットテストでも社内比ですが男女共に過去最高の合格率を誇るフィット性を実現しています。また、世界で初めてマイクロファン付きのN95マスクで米国NIOSHの承認を得ました。4月1日より販売開始です。
N95レスピレーター マイクロファン付き

OSHA規格によるフィットテストでも全ての項目でフィットファクタ−200以上!
個人的にはこれまでで最高のフィットとなるN95となりました。

TSIポータカウントプロプラスIPによるフィットテスト 私ももちろん、自分で幾度もテストしています。自分で本当にいいと思うものしかご提案はしません。

片手の中に小さく収まるサイズのマイクロファン。もうPAPRはいらない?


3)手指衛生点数化・評価システム SCORE!(スコア!)
従来のブラックライトによる手洗いの評価をスマートフォン・アプリでスキャン、分析して点数化、クラウドにアップして管理もできるシステムです。開発のKeyは「手洗いの偏差値70を目指す」です。手洗いのレベルを定量的に本人および管理者が把握できるため、目標を持って手指衛生の質を向上させることができます。アルコールに蛍光剤を混ぜれば、0点を目指すという手指衛生評価も可能です。質を向上させれば、遵守率も向上するという人間工学的な仮説も検証していく予定です。

アプリのリリースまでもうしばらくお待ちください。

スマートフォンのカメラ機能を利用した手洗い評価測定アプリです。

ブース内プレゼン&デモンストレーションでは毎回、大きな人だかりができるほどの反響をいただきました。
測定データはクラウドにアップされ、他施設との比較やグループ内での比較等、管理者がスタッフの手指衛生のレベルを評価することが可能です。

モレーンには開発のためのエンジニア部隊はいませんが、デザイン思考を取り入れ、医療現場での課題を抽出し、その解決に向けた製品開発の仕組みがあります。今もいくつかのプロジェクトが他社との協業で並行して走っていますので、このブログを読んだ方で何か課題がある、またはこんな技術があると考えられている方がお気軽にお問い合わせください。医療の世界を今より良くするために一緒にコラボしましょう!


Popular Posts