第4回日本感染管理ネットワーク学会学術集会 in 松本

 第4回日本感染管理ネットワーク学会(松本)に参加しました。全国から多数の感染管理認定看護師の方々、993名が集結。

 2001年に18人でスタートした感染管理認定看護師(CNIC)も今では2,000名を超え、日本の医療にはなくてはならない、必須の存在となりました。
 今回、私自身は展示よりも聴講に専念し、手指衛生、環境衛生、サーベイランスと非常に実践的で中身の濃い講演を聴講することができ、当事者意識と共に色々と思うところがありました。聴講に専念できたのも、展示は部下のスタッフたちが完全に仕切ってくれていたから。私の知らない多くのCNICの方々が私のことはスルーで(笑)、スタッフに親しげに声をかけていて正直、ちょっとさびしかったです(笑)。でもまあ、これが正しい流れなんでしょうね。

 弊社共催のモーニング・セミナーは、早朝でしかも雨天にもかかわらず、220席、満席のご来場をいただきました。演者は兵庫医科大学病院のCNICの一木薫先生。タイトルは「今、CNICに求められるもの。〜共感力とまわりを巻き込む力〜」、座長は慶應義塾大学病院の高野八百子先生にお願いしました。一木先生はご自身が感染管理認定看護師になることになった原点からここに至るまでの歴史に沿ってお話しを進められました。その道は決して平坦ではなく、最初は現場に中々、受け入れてもらえずに苦しんだこと、歓迎されていない現場でもそれでも足繁く訪問するうちに「丁度、いいところに来た!」と言ってもらえるようになっていった、心が折れそうになっても決してあきらめなかったとの経験談を交えたお話しは、多くの参加者の共感を呼びました。セミナー後も、参加者の皆様より、もっと聴きたかった、自分も苦しかった頃を思い出し、大きな勇気をもらった等の多くのお声を頂戴しました。多数ご参加いただき本当に有難うございました。深く感謝です。

 今回の大会長である信州大の丸山さま、準備委員長の神崎さま、プログラム委員長の大崎さまはじめ事務局の皆様、本当にご苦労様でした。我々協賛メーカーにも多くのお気遣いをいただき、本当に有難うございました。一体感のある素晴らしい学会だったと思います。
展示ブース、多くのお客様にご来場いただきました。

モレーン共催のモーニング・セミナー

モーニング・セミナー、講師は一木薫先生

モーニング・セミナーの座長は高野八百子先生にお願いしました。

「療養環境の整備」シンポジウム。環境衛生の重要性、管理の難しさが活発に語られました。

クロージング・セミナーでの丸山大会長による閉会のご挨拶。






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