コペルニクス的転回、感染予防のためのイノベーション

 北海道医療大学で講演させていただきました。大変なお題を頂戴し、90分のストーリー作りに途方に暮れましたが、ビジネス書に書いてあるようなことではなく、我々モレーンが日頃、製品開発やシステムを構築する際のポイントをベースに、先進技術の具体例を関連づけたお話をさせていただきました。結果的には参加者の方々からもご好評をいただき、なんとか無事に終了することができました。

 モレーンの製品開発の基本は「破壊的イノベーション」を常に意識すること。また、新しい価値を生み出すためのイノベーションは、新製品を誕生させるだけでなく、その活動そのものが社内のスタッフを突き動かすエンジンとなります。モレーンではこれを「デザイン思考」と呼んでいますが、このエンジンがスタッフに当事者意識を浸透させ、さらにスタッフを鼓舞させるこの力が継続的なイノベーションを組織にもたらすのです。
 コペルニクス的転回とは、簡単に言うと「発想を根本的に切り替えることによって、物事の新しい局面が切り開かれること」。イノベーションのスタート地点。当初、この演題には正直困惑しましたが、コペルニクス的転回によって取り組んでみると「感染予防の未来」に対してあらためて、真摯に向き合う機会ともなりました。この機会を与えていただいた北海道医療大学の塚本教授に心から感謝申し上げたいと思います。
 
 講演の翌朝、一人でホテル近くの旧北海道本庁舎に行ってきました。「開拓の魂」に触れるために。






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