ひとり会議2021

 今日は年末恒例の「ひとり会議」をいつものように誰もいないオフィスで開催しました。この1年を振り返り、そして来年をどうするかを妄想する大切な時間。

 さて、この特別の1年であらためて思ったこと。;

・感染対策は当たり前になった
 モレーンは2003年に制定した「感染管理の大衆化」という理念のもとに、病院を中心に感染対策製品・サービスを提供してきました。しかし、COVID-19によって院内の感染対策は劇的に進み、医療関連感染対策は新しいフェーズを迎えています。今や感染対策は、医療機関はもちろんのこと、全ての産業や一般家庭まで当たり前と言っても過言ではない日常となりました。

・感染対策は誤解されている?
 このコロナ禍、度重なる緊急事態宣言により、人々の行動は厳しく制限され、家族や友人、恋人や同僚との食事や飲み会、パーティーは遠い日々のこととなってしまいました。かつてない行動制限のために、経済も大打撃を受け、ソーシャルメディアやTV報道でも感染対策は経済の敵として扱われることも少なくありませんでした。
 でも、実際は逆です。感染対策は経済を元通り回すためにあります。人々の幸せを取り戻すためにあるのです。ただ、闇雲な感染対策により、「感染は防げたけど、人々は不幸になった」では本末転倒です。そのような世界はモレーンが目指すべき世界ではないとこの機会にハッキリと自覚しました。

そして我々は来年からどこへ向かうのか。;

・自分たちの存在意義、どんな世界を目指すのか?
私たちモレーンは人々の幸せのための感染対策とは何か、このコロナ禍で何度も何度も考えました。そして今も今日のひとり会議でもずっと考えています。「人と人が感染対策によって分断されない」ために、我々、モレーンはこれまでの延長線上にはない感染対策を「進化」させなければならないと信念に近い心境に至っています。オミクロン株でまだまだ先が見えませんが、感染対策の課題という単純なものではなく、医療従事者の方々や患者さんが抱えている本当のペイン(痛み)に気付き、解決する手段は何か。考え抜いて行動に移していきたいと思っています。
 去年も特に医療用グローブでは不足したり高騰したりと医療現場には多大なご迷惑をおかけしました。ただ、例えオミクロン株で第6波の大きな波が来たとしてももう大丈夫だと思います。PlanB, PlanCと色々と手を打っています。

 写真は今年リニューアルしたモレーンオフィスのカフェスペース「ゴーギャン」。壁にかかっている額縁はゴーギャンの「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」です。この世界的に有名な長い題名の絵画は、私にその根源的な存在理由を問いかけてきます。お前は何者かと。今年のひとり会議はここでディスカションしました(ひとりで笑)。

 今年1年、Facebookのお友達の皆様には本当にお世話になりました。皆様のタイムラインやコメント、そしてたくさんの「いいね」には大いに励まされ、勇気をいただきました。本当にありがとうございました。
 コロナとの戦いはまだ続きますが、我々でお役に立てることがあれば年末年始にかかわらず、いつでもご連絡下さい。

 来年が皆様にとって素晴らしい年になりますのように深くお祈り申し上げます。

それでは良いお年を!

草場恒樹



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