2015年11月12日木曜日

EACIC 2015 東アジア感染制御カンファレンス

 本日は第14回東アジア感染制御カンファレンス EACIC 2015です。
 本カンファレンスは、日本、中国、韓国の3カ国が持ち回りで開催し、今年は日本の福岡での開催となりました。

 モレーンはこのカンファレンスでランチョンセミナーを担当しました。講演は東京医療保健大学の教授、大久保憲先生にお願いし、座長は東京医療保健大学の名誉学長の小林寛伊先生にお引き受けいただきました。
講演タイトルは「Techniques for Infection Prevention and Control」感染制御技術に関する世界最新の知見をご発表いただきました。

概要は下記の通り;

1)米国における十二指腸鏡のCREアウトブレイクの対応につて
 米国で大きな問題となったERCP用内視鏡の洗浄不良によるアウトブレイクに関する報告。日本国内で販売されているものと米国のものは構造が異なるようですが、構造的に洗浄が困難なことが指摘されています。

2)院内環境整備における感染対策(過酢酸含浸ワイプ、UVCランプ環境表面照射)
 特に芽胞形成するクロストリジウム・ディフィシルの消毒に関しては、多くの製品が無効であり、従来の次亜塩素酸ナトリウムに加え、過酢酸含浸ワイプ(クリネル)、蒸気化過酸化水素(VHP)が有効との報告。環境表面の消毒として米国では昨今、UVC(紫外線)照射が見直されているとのこと。UVCの欠点も理解した上で使用すれば有効との報告。

3)病院工事とアスペルギルスに関するICRA(Infection Control Risk Assessment)
 病院内における改修工事時に発生する塵埃には、アスペルギルスが存在するため、厳格な封じ込め対策が必要。そのスタンダードとなるICRA(感染管理リスクアセスメント)の解説および環境封じ込めユニットECUの紹介。













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