宙に浮いてる

 怒濤の3日間が過ぎ、プレゼンも無事終了、今コペンハーゲンです。

 スウェーデンでは2つの大学病院を訪問、AIIR(空気感染隔離室)と汚物処理室の設計や運用について設計設備担当者とディスカッションしました。

 病院設計基準が明確に感染予防を前提に打ち出されています。卓球ができそうなほど広い(作業性およびゾーニングのため)汚物処理室のベッドパンウォッシャーは、全て壁付けで宙に浮いてる(掃除がし易い)。ただし、これを実現するためには、給排水を全て壁配管にし、さらにウォッシャーの重量を支えるために壁にアンカーを事前に埋め込む必要があります。費用対効果を考えた場合、本当に感染予防のためにここまでする必要があるかどうかは議論の余地がありますが、病院の設計思想として学ぶべきことは多いと感じました。

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