新年のご挨拶2008年

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は誠にお世話になり、有難うございました。お陰さまを持ちましてモレーンは躍進の2007年を走り抜け、2008年を大いなる期待を持って迎えることができました。本当に有難うございました。心より感謝申し上げます。

2008年。私たちを取り囲む環境は、急速にスピードを上げています。エネルギー、IT、バイオ、医薬などの技術革新が、私たちの生活を大きく変え始めています。ITの次の有望な新産業分野は「環境」とのことで、米国をはじめとする大手ベンチャーキャピタルが環境関連企業への投資を強化し、昨今の株式市場では太陽光発電等のベンチャーに人気が集まり、「クリーン・エネルギーバブル」現象が起き始めているそうです。振り返って、私たちのフィールドである感染管理は、今後、病院という環境の中でどのように変わっていくのでしょうか?

感染性廃棄物を極力出さないシステムや人体にも有害である消毒薬を極力使用しない消毒手法、有害な廃液を出さず、最少のエネルギーで作動する洗浄機や医療従事者、近隣環境を汚染しない空調システム等々の開発も期待されますが、そもそも医療関連感染(院内感染)が起きない、起きようがない病院を創造することはできなのでしょうか?

病院という性質上、院内感染をゼロにすることは不可能かもしれません。でもそれを不可能とあきらめるのではなく、ゼロにする事に本気で取り組めばもっとできることがあるはずです。マニュアルや教育に依存する院内感染対策ではなく、病院の設計や構造、システムによって医療従事者が意識する事なく自然に感染管理を実現できる「環境」、これが「21世紀の感染管理」の目指す方向ではないかと僭越ながら思っています。

昨年来、私たちモレーンは、会社の理念である「感染管理の大衆化(全ての医療機関で同じレベルの感染管理体制の実現)」を具現化すべく、感染管理を全方向からサポートする「感染管理7つのチェーン」をシステムとして展開するモデルを本格化させました。感染管理を自然に実現できる環境に少しでも近づく様、今年も様々なチャレンジを行っていく予定です。2008年のモレーンのアクションにどうぞご期待下さい。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2008年 1月元日

株式会社モレーンコーポレーション
代表取締役社長 草場恒樹


P.S. 今年、個人的に大注目なのは「ロボット」。ホンダやトヨタ、日立等の大企業が続々と人型ロボットの実用化を急いでおり、介護の分野でも既に実用段階に入っている様です。近い将来、危険な感染症患者さんの対応は、全てロボットなんて日が来るかもしれません...。  ところで最近、2足歩行できるロボットや恐竜の子供型ロボットが比較的安価で販売されているようですが、気になってしょうがありません(笑)。

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