APJIC2019アジア太平洋感染制御学会(ダナン・ベトナム)

 

ベトナム、ダナンです。APSICアジア太平洋感染制御学会に参加しました。初日はレジストレーションと病院見学。見学したダナン病院はなんと2700床‼︎ この病床数に対して看護師が約700名、医師が約300名とおっしゃっていたので、その少なさにびっくりしましたが、家族が泊まり込みで介護をするのが当たり前となっていたので、良いも悪いも家族が院内でのかなりの役割を担っているようでした。
 ERやICUも見学させてもらいましたが、患者さんがひっきりなしに運ばれてくる様はまさに戦場のようで(本当の戦場は知りませんが笑)、その多くは交通事故。ダナンの街を歩くとわかるのですが、バイクの交通量が半端なく、横断歩道も簡単には渡れないほどでしたので、ERを見て納得しました。
ダナン病院 ER 患者さんが引っ切りなしに運ばれてきていました

ICU ちょっと観察しましたが手指衛生とPPEの遵守率は...。








APSICエントランス

APSIC2019ダナンでは日本からのスピーカーも多く登壇。順天堂大学の堀先生からは、手指衛生の観察報告が遵守率に影響を及ぼすというお話。IoTディバイスを活用して5モーメントは理想だが、全てを追うのではなく、2と3に絞って徹底して観察監査することによって結果を出してきたと報告。

昨年新たに作成されたAPSIC SSIガイドラインを作成委員でもある山形大学の森兼先生が紹介。アジア太平洋地域の国々の状況を考慮したガイドライン。APSICのホームページよりダウンロード可能です。

ダナンから車で1時間ほどのホイアンの街並み




ベトナムホワイトコーヒー。コンデンスミルクを入れて飲むのですが、ちょっと癖になるほどおいしい。






学会終了後、ダナンからホーチミンに移動したのですが、翌日、急に高熱が出て、完全にダウンしてしまいました。高熱と頭痛、腰が抜けたと思うほど痛くてダルいです。防蚊対策はしていましたが、ダナンはかなり蚊がいたので、もしかしたら...。明日帰国するので、成田の検疫で診ていただこうと思います。感染のプロとして恥ずかしい限りです涙。



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