CES2019に参加

 

 本年も宜しくお願い申し上げます。
 今年の第1回目のブログは、米国ラスベガCES2019に参加中、Las Vegasです。
 世界最大の家電見本市であり、世界最新のテクノロジーが紹介される展示会ですが、自動車も主たるメーカーは全て巨大なブースを展開しており、大手家電メーカーも自動車を出展したりしているので、もはや何が自動車で何が家電かもわかりません笑。ハンドルがないクルマもあるし笑。ちなみにドローンは直近で、荷物だけでなく、人も普通に運ぶようになるようです(写真参照)。家電もAIが自分で調理したり、勝手に足りない材料は注文したりと、やりたい放題です笑。

 ただひとつ言えることは、ほぼ全てのブースの製品は、インターネットにつながり、AIが頭脳になるということ。

 ベライゾンのCEOが昨日のKeynoteで今年は5G元年と宣言されてましたが、AIとIoTが、さらにこの通信速度(4Gの約100倍)を手に入れることにより、ほぼ全ての産業で劇的な進化が起こると思います。もちろん、医療も。医療ももっと家電化し、生体データを家がモニタリング、さらには必要に応じてAIが医療機関と連携すると行ったスマートハウス、スマートシティ構想の展示もこちらでは、あふれています。

 特にデジタルヘルスへの参入企業はスタートアップも含め、今年は最大とのこと。医療行為や医療機器承認というハードルはありますが(AIがミスをして死亡事故が起こったら誰の責任かという、クルマの自動運転と根っ子は同じ問題)、それが患者や生活者のためになるのなら、この流れは誰にも止められないと思います。

 面白いモノがいっぱいの見本市ですが、びっくりした製品をちょっとシェアしますね。

1)Bellが開発した6人乗りドローン。将来的には無人で飛行するとのこと。2023年に運行開始とのことですので、もう未来の話ではありません。


2)ランボルギーニのマッサージ機。
これ買わないかな(買えない)笑。

3)スマホでエコー。
スマホアプリで動作するエコー。画像診断はクラウドで管理、AI診断も。FDA承認済み。超音波診断が完全にポータブルになります。

4)オンデマンドメディカル検査
家庭で聴診器検査、体温、舌圧子検査データを取り、IoTデバイスから家庭医とコネクト。
遠隔で診断。


3)血圧計付きスマートウォッチ
日本のオムロンさんが開発。ついに血圧計もウェアブルに。FDA承認済み。


その他、具体的な商談もあり、詳しくは書けませんが、ヘルスケアテック系は多数のIoTデバイスが出展。特に検査機器関連はIoTと5Gによってポータブル化し、価格が劇的に安くなることが予想されます。また、画像や数値化されたデータの判断はAIの得意とするところなので、この分野でも破壊的イノベーションが進む可能性が高いです。

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