会社は誰のものか?

 昨日は「2018ワールド・アライアンス・フォーラム東京円卓会議」に参加。「公益資本主義」のお話。「公益資本主義」とは聞きなれない言葉で何やら政治思想的な話と思われるかもしれませんが、簡単に言うと、短期的に株価を上げることに執着し、株主への還元を最優先とする米国型の「株主資本主義」ではなく、企業は顧客や社員、世界や国、地域社会にに長期的に貢献できる存在であるべきとの考え方。昨今、ますます重視されている企業価値の指標ともなるESGやSDGs*にも深く関連し、今回の会議を通じて、その本質を理解できたような気がします。

「会社は誰のものか」という議論は以前からありましたが、決して株主だけのものではなく、会社は社会の「公器」であり、その目的は事業を通じて「公益」に貢献すべきという考え方には非常に共感できました。もちろん、経営者としては利益を出さなければ、社員を幸せにはできず、社会にも貢献できないので、あらためて、会社とはどうあるべきかを深く考えさせられる会となりました。

 今回はうちの元社員がこの財団に転職し、会議に招待してくれました。人のつながりに心から感謝。
 災害支援、そしてアフリカを中心とした感染症対策も単なる支援ではなく、事業としての取り組みもスタートしています。


* 従来の財務指標だけでなく、企業経営の持続性や可能性を下記の指標で企業価値評価に取り入れようという動きが拡大しています。
ESG : Environment(環境)、 Social(社会)、 Governance(ガバナンス)
SDGs : Sustainable Development Goals(国連による持続可能な開発目標)


 下記の写真は本文とは関係ありませんが笑、先週末に長野県にトレッキングに行った時のもの。世界に誇るニッポンの紅葉。世界の自然環境を持続的に守るのも我々の必須の勤めですね。








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