医療系テレビドラマでも採用されているゴーグル、 アイウェア 眼の防護は忘れがち?

モレーンのアイウェア Model 513

 今、テレビで放映中の医療系ドラマで主演の俳優さんたちが手術中に装着している感染防止用ゴーグルに当社のアイウェア Model. 513が採用されています。特に我々がスポンサーということではなく、デザイン性や視認性の良さから打診をいただき、採用にいたったようです。実は同様の理由で医療系のドラマで使用していただく機会が最近増えていますが、このModel. 513は実際の医療現場で感染防止用として多く使用されている本物です。

ノーズパッドはシリコンゴム製:ズレません
今回のドラマでは、手術中の俳優さんたちは我々から見ても、本物の防護具(アイウェア、手術帽、マスク、手袋、ガウン)を着用しています。顔面がマスクと手術帽でほとんど見えないため、俳優さんたちは眼だけで演技しなければならず、本当に大変だと思います。眼の演技を際立たせる意味でも、アイウェア(ゴーグル)の透明度やワイドさ、デザインは重要かもしれませんね。それにしても俳優さんの目ヂカラというか眼だけの演技はスゴいですね。テレビを通しても思わず竦んでしまいます。毎回のオペシーンは目が離せません。




レンズ部からテンプル部までワイドな一体デザインのため、横方向からの飛沫もしっかりガード

粘膜が露出しているのは、顔面だけ。特に「眼」!

ドラマにもあるように、感染防止の観点から手術を執刀する医師や看護師は、顔面も含めた全身をPPEと呼ばれる個人防護具に身を包んでいます。顔面に関して言えば、術中に血液や体液が飛び散る可能性があるので(ドラマでもありましたね)、眼および鼻口の防護は必須です。健康な皮膚は強力なバリアとなるため、キズがなければ大きなリスクになりませんが、粘膜からは病原体が容易に侵入し感染が成立するため粘膜が露出している眼・鼻・口は厳重な防護が必要なのです。

眼の防護は忘れがち?

ちなみに職業感染制御研究会が日本環境感染学会で報告した研究*では、2013年度からの2年間で手術中の皮膚粘膜曝露(血液や体液が医療従事者の皮膚や粘膜に飛散した事象)は報告されたものだけで、218件あり、その内の56件は執刀医が眼に血液体液を曝露したというものでした。この56件の内、54件はアイウェアを装着していなかったとのこと。アイウェアさえ装着していれば、防止できたと言っても過言ではないと思います。また、手術室に限らず、病棟やICU、ERや内視鏡室、分娩室等でも血液体液が飛散する行為は多々ありますので、マスクだけでなく、必要に応じてアイウェアを装着することは非常に重要です。

超軽量24g、アンチフォグ(曇り止め)仕様、国際規格EN166/170準拠

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*職業感染制御研究会JESWGメンバー, 網中眞由美, 吉川徹, 満田年宏ほか:粘膜曝露と噛みつき・引っ掻き - エピネット日本版全国調査2015年データの詳細分析から - , 第33回日本環境感染学会 


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