大晦日、2011年に思うこと

大晦日。今年最後のブログです。多くの方がそうであるように、忘れることが出来ない思いを深く刻み込んだ年となりました。まだ復興は始まったばかりですが、現地でのご支援を通じて、原発への認識や人の命、生き様に関しても深く考えさせられた1年でした。これまで政治にはあまり関心なく生きてきましたが、欧州危機や国内財政問題には深い関心を持たずにはいられない年でもありました。特に我々医療業界が深く関わる社会保障費はバブル期1990年度の2.3倍に膨らんだにもかかわらず、税収は3割減っているとのことです。税収が歳出の半分に届かない状況が4年連続となり消費税率を上げることになってもまだ先が見えているようには残念ながら思えません。医療界に身をおく者として、感染予防を生業とする者として子供たちの世代にできることが何かあるはずと、色々と思いを巡らせるという、大きな気持ちの変化のあった年ともなりました。

今年も国内外のいろんな場所に旅に出て(出張:笑)、多くの方々に出会うことができました。そしてtwitterやfacebookという新しいメディアの登場で今まで知り得なかった方々との交流を得ることもできました。

本当にこの1年、お世話になり、ありがとうございました。深く感謝申し上げます。
2012年が皆様にとって、素晴らしい年となりますことを深くお祈りいたします。

それでは良いお年を!

草場恒樹

2011年大晦日、杉並区自宅にて。

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