新年のご挨拶2010年

新年明けましておめでとうございます。

旧年中は本当にお世話になり、誠に有難うございました。
昨年は新型インフルエンザ発生という最大のインパクトがありましたが、今のところ重症度も軽度であったことは幸いでした。致死率が他国に較べて低いのも、日本の医療体制の充実さ、優秀さを示す指標になったのではないかと考えています。モレーンの体制も進化しました。次世代の経営者育成とさらなる経営判断のスピードアップのため、昨年新たに執行役員制度を導入。執行役員の内訳は、40代1名、30代3名です。若いパワーにどうぞご期待下さい。

さて、2010年。21世紀に突入してはや、10年となりましたが、2010年代は景気対策もさることながら、世界で最も少子高齢化が進んでいる国、日本の正念場になると言われています。
このままでいくと10年後には人口が5%減少し、65歳以上の比率が30%を超えるとのこと。
市場が縮小し、デフレスパイラルがさらに加速、労働人口の減少により社会保障も危機に曝されると懸念されています。政治が悪いと愚痴を言うのは簡単ですが、会社経営者としては自らやらなければならないことも多くあります。労働人口の減少により、女性や高齢者、外国人を活用できないない会社は生き残れないかもしれません。また、社員育成に無関心だったり、挑戦する意欲のない会社は淘汰されていくでしょう。デフレに乗じて安売りだけに走る企業は本来必要な質やサービスを維持できず、自滅するかもしれません。

この10年、そしてそのスタートとなるこの1年は、モレーンにとって本当に重要な1年となります。スタッフの驚異的な頑張りで前期は過去最高の売上高を記録し、社員も30名になりました。「感染管理の大衆化」を経営理念に掲げる私たちですが、感染管理も不謹慎な言い方ではありますが、新型インフルエンザの発生で「大衆化」してきています。医療施設だけでなく、全ての産業、施設、家庭でさえも感染管理を必要としています。ホンモノの感染管理が求められているとヒシヒシと感じています。
世界が、市場が急速に変化している今、私たちモレーン自身もこれまでの自分をリセット・再起動して進化しなければなりません。

2010年。新たなスタート地点に立つ私たちモレーンが今、最も大切にしなければならないキイワード。それは「絆(き・ず・な)」。

「お客様との絆。そして上司、部下、同僚、チームとの絆。
常に相手の立場でモノを考えること。相手が何を望んでいるのか常に予測すること。思いやりと感謝の気持ちを常に忘れないこと。私たちの仕事は患者・医療従事者の命、家族の絆に深く関わっていることを常に忘れないこと。」

年明け早々、新製品も目白押しです。日本環境感染学会も目前です。

今年はロケットスタートでいきます!

本年もご支援の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

2010年 謹賀新年

株式会社モレーンコーポレーション
代表取締役 草場恒樹

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