アクアフィルム

先日、モレーンが日本総代理店を務めるアクアフィルムのJ.C.氏が英国より久しぶりに来日しました。今回は新製品であるウォッシャーディスインフェクター用水溶性バッグ「トレイセーフ」のキャンペーンが主な目的でしたが、彼とは会社設立以来、かれこれ14年のお付き合いになります。

モレーンコーポレーションは、1993年にこの水溶性ランドリーバッグ、アクアフィルムと共にスタートしました。当時モレーンの取扱製品はアクアフィルムしかなく、日本の担当者として初めて来日したのがJ.C.氏だったのです。初来日の日、空港まで迎えに行った私は見栄を張って、帝国ホテルのラウンジで打合せをしようと彼に提案したのですが、J.C.氏は「いや、モレーンのオフィスでやろう」と言い張るのです。実は、当時モレーンのオフィスは西八王子にあった私の自宅(2DKの賃貸マンションの5帖の和室)であり、どう間違っても海外メーカーの担当者をお招きする様な環境ではありません。「西八王子は遠いからムリ!」となんとか彼を説得しようとしたのですが、彼は密命を帯びてきたのか、これだけは譲れんといったかたくなな姿勢です。最後は開き直って、西八王子の5帖の和室でデスク代わりのちゃぶ台を挟んで彼と対峙したのですが、さすがに絶句していました(笑)!

14年前の日本のインフェクションコントロールは、まだまだスタートしたばかりで、感染管理のご提案をしたくても「院内感染なんて無いから」とアポすら取れない状況だったのですが、J.C.氏はその後も何度も来日してくれ、北海道から九州、沖縄まで、それこそ日本全国を一緒に飛び込み営業しました(今思えば無茶しました。ゴメンナサイ!)。見た目も中身も典型的な英国紳士のJ.C.氏。14年前から今日に至っても本当にビジネスを超えた深い友情を示し続けてくれています。感謝!

P.S. 現在のモレーンのオフィスは、JR東中野駅の真ん前、ポレポレ坐という映画館のある立派なビルに入ってますので、ご遠慮なくお立ち寄り下さい(笑)。

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