新年のご挨拶2011年

新年、明けましておめでとうございます。
この年末年始、いかがお過ごされましたか? 帰省先が豪雪に見舞われ、大変だった方もいたのではないでしょうか。
私はといいますと、年明け早々に風邪を引いて熱を出し、久しぶりに寝込んでしまいました。感染予防のプロを自認するモノとしてお恥ずかしいスタートとなってしまいましたが、今年1年を考えるいい機会ともなりました。

さて、2011年。日本経済は残念ながら明るい年明けとは言い難い新年となりました。長引く経済不振のなかで財政危機と少子高齢化が進み、公的な借金残額は先進国で最悪、尖閣諸島問題等の安全保障の問題も経済の地位低下が無関係ではないようです。国債に頼りきった財政赤字も崖っぷちとなり、日本が破綻するのも時間の問題とする話もまことしやかに出てきています。
この悲観的な状況の中、私たち、医療感染対策を専門とする会社は何をすべきでしょうか。

国がこの危機に対して真っ先に取り組まねばならないのは、少子高齢化に伴う社会保障の改革であることは明白です。
来年は「団塊の世代」が65歳を迎え、社会保障支出が急増する一方、それを支える現役世代は減少し続けていく...。この改革を急がないと日本の経済破綻の危機も現実味を帯びてきます。
この状況下で医療関連感染(院内感染)により、国内で年間推計約1兆円を超える医療費が過剰に支払われていると言われています。
昨今の多剤耐性菌の勃興を含め、医療費抑制に医療関連感染対策は、益々重要度を増していきます。
ちょっと壮大な話に聞こえるかもしれませんが、人の命を救うとともに、日本国を救うという気概を持って今年は行きたいと思います。本気です。

モレーンはこの経済状況に関わらず、過去最高の売上を計上し、社員数も昨年の27名から36名と急速に拡大しました。会社の繁栄は素晴らしいことであり、これも社員の努力、お客様のご愛顧のお陰なのですが、ちょっと心配なのが会社の拡大に伴って、社員の幸福度もアップしているかどうかです。

この世で一番幸せなのは、他者のために時間を費やした人々だと、ある書物にありました。人は誰もが「自分のことを受け入れて欲しい、認めて欲しい」と願っています。お客様や社内の人たちの「こう接して欲しい」という気持ちに応えられているかどうか。
この「隠れた欲求」に気付いて、即座に行動することが人の心をつかんで離さない秘訣であるといわれています。その人に心から感謝され、頼られる事こそが、自身のより深い喜びにつながることを、いつも忘れないでいたいと思います。

今年はこの「人生のより深い喜び」を追求することをテーマとします。これを実践できれば給料も必ず上がると社員にも宣言してしまいました(笑)。
経済危機や貧困、環境や安全保障など暗いニュースに溢れた世の中ですが、我々モレーンは、2011年を新しい幸福の時代の始まりとしたいと思います!

今年もフル加速でいきます。

本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2011年 謹賀新年

株式会社モレーンコーポレーション
草場恒樹

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